今でこそ、加齢とともに、なんだか少しなりましたけれど、若い頃から、40歳代くらいまでの間は、ずっと、ちょっと太め、ということに悩んでいました。きっと、母親から、太っていることはみっともないこと、と言われ続けたことがあり、外見を気にして、少しでも細く見えるように、と思い、できることをしていました。もちろん、ダイエットをするのが一番ですが、そうはいっても、洋服でカバーできるものならば、と思い、洋服選びもそれを考えていました。
洋服を買いにいったとき、店員さんから、サイズよりも小さい服を着用すると、無駄な肉がはみ出してしまい、かえってよくないから、少しゆったりとした服を購入するとよい、と言われました。たしかに、と思えることはありました。ちょうど、そのお店に行った時の服は、少しでも細く見えるように、と考え、ウエストをきゅっと絞ったベルトのあるワンピースでした。そのため、ベルトやウエストの上の部分、背中のブラの周りあたりに、余計な肉がはみ出して、ぼてっとなってしまっていたからです。そこで、店員さんに、勧められた、少しゆったり目のウエストをしぼっていないデザインのワンピースを着用してみました。たしかに、ウエストの部分は、肉がはみ出すということはありません。店員さんからも「着痩せしてみえますよ」といわれ、そうかあ、とすっかりその気になり、購入しました。ただ、自宅に帰って、それをきたところ、お店のなかでみた雰囲気とは全く違い、妊婦さんですか、といった印象になっていました。がっかり、でした。ここで学習したことは、店員さんの言葉をうのみにしてはいけない、ということでした。